情報処理学会誌の12月号の特集、「プログラミング言語Rubyの最新動向」のエディタとして参加させて頂きました。
情報処理2015年12月号別刷「《特集》プログラミング言語Rubyの最新動向」の最新号・バックナンバー で、特集記事だけ、電子版が 720 円で買えるそうです。Amazon でも雑誌が買えるようですが(情報処理 2015年12月号 雑誌)、1,730円と高いです。
目次:
《特集》プログラミング言語Rubyの最新動向 0.編集にあたって(小野寺民也・笹田耕一・高橋征義) [Rubyの基礎] 1.20年目のRubyの真実(松本行弘・笹田耕一) 2.Rubyの言語仕様と標準化(中田育男) 3.さまざまなRuby処理系(笹田耕一) [Rubyの応用] 4.Ruby on Rails とWebアプリケーション開発の変遷(高橋征義) 5.RubyによるDomain Specific Languageの実際(田島暁雄) 6.Rubyを使った組込みソフト開発 -mrubyによる組込みシステム開発-(田中和明) [Rubyの広がり] 7.プログラミングをスポーツ少年団のように広めたい -スモウルビー開発の経緯とRubyプログラミング少年団の紹介-(高尾宏治) 8.Rails Girlsとその背景(鳥井雪) 9.Ruby City MATSUEから始まった松江市,島根県の取り組みと成果(森脇直則・杉原健司) 10.大手システムインテグレータにおけるRuby活用事例(三好秀徳) [座談会] 11.Rubyの20年,Rubyのこれから (松本行弘・加藤和彦・千葉滋・増原英彦 進行・構成:小野寺民也・笹田耕一・高橋征義)
単なる Ruby 紹介じゃなくて、世間が Ruby をどう利用しているか、みたいな話まで紹介できたのは、よかったんじゃないかと思います。
最後の座談会は、3時間を6ページにまとめるのがしんどかった。
「1.20年目のRubyの真実(松本行弘・笹田耕一)」の記事を執筆するために行なったインタビューの全文を公開しています(「 20年目のRubyの真実」インタビュー)。こちらは、るびまを意識していたというか、本当はるびまに寄稿したかったんだけど、学会から、掲載するならこっちにしてくれ、と言われたのでしょうがなく。るびまインフラ使って編集やりたかったんだけどなぁ。なので、脚注とかがありません。これが良いと思ったら、雑誌記事も読んでみてね。
しかし、原稿料が、学会員 2,000 円/ページは、まぁボランティアだからしょうがないとして、非会員 3,000 円/ページは、なぜなんだぜ。真面目にやめようかと思った。
Ruby 2.3 から、dig というメソッドが導入されます。
class Object alias dig send end h = {a: 1, b: 'foo'} p h.dig(:a, :zero?) #=> false p h.dig(:b, :upcase) #=> "FOO" p h.dig(:b, :tr, 'o', '!') #=> "f!!"
こんな感じで使います。
嘘ですよ、念のため。